Irish Setter 6" Moc / Vibram Lug Sole
アイリッシュセッター 6インチモック / ビブラム・ラグソール












ABOUT Irish Setter 6" Moc / Vibram Lug Sole
レッド・ウィング社は1952年、白く底が平らでクッション性に富むトラクショントレッド・ソールをワーク・ハンティングを用途とする男性用のブーツに初めて導入し発売しました。8インチ丈のブーツ#877です。このブーツは発売と同時に大成功を収め、数年で様々なバリエーションが広がりました。6インチ丈の#875もそのひとつです。これらのブーツを中心とする商品群は、共通して使われていたレザーの色が猟犬アイリッシュセッターの毛並みを想わせたため「アイリッシュセッター」と名付けられました。
特にモカシンタイプのつま先(モックトゥ)を持つブーツは、そのつま先形状からくる履きやすさに加えて、どのような場所でも歩きやすく長時間履いても疲れにくいトラクショントレッド・ソール、さらに良質なレザーや堅牢なつくりがもたらす機能性と耐久性で、ハンター達だけでなくワーカー達に絶大な支持を得て、アメリカを代表するワークブーツとして知られるようになりました。こうした中でロングセラー品番、#875、#877からは2000年頃、時のレッド・ウィング社の方針で「アイリッシュセッター」のタグが外されてしまいましたが、特に日本においては、かつての猟犬をあしらったタグを惜しむ声がやむ事はありませんでした。
特に日本市場では1980~90年代にかけて、本国アメリカにはないブラックレザーやラフアウトレザーなど様々なレザーのアイリッシュセッターが日本企画で開発され、時の若者に大いに愛された歴史をもっています。そうした経験を持つ日本市場からの熱い要望を受け、1950年代後半~60年代初頭にかけて使われていた刺繍によるアイリッシュセッター・タグを縫い付けた、かつての#875を想わせる商品として#9875(レザー:ゴールドラセット・セコイア)が発売され、その翌年には茶芯のブラックレザーであるブラック・クロンダイクの#9874が発売されました。
ブラック・クロンダイクはブラウンの芯地の上にブラックの塗装を施した、1990年代まで存在していた伝統的なブラックレザーのつくりを再現した「茶芯」レザーで、履いていくうちにキズや摩擦の多い部分から黒い塗膜の下の茶色の芯地が見えるという独特の経年変化を楽しめるレザーです。
また、1980年代初めまで#875などに採用されていた羽根の先の長方形のカン留めステッチ、レクタングル・バータックも再現され、当時のアイリッシュセッターの佇まいを蘇らせました。古き良き時代、強い輝きをはなってアメリカのユーザーを虜にした「アイリッシュセッター」の再来です。
アメリカを代表するワークブーツというイメージの強いアイリッシュ・セッターも、1950年代の登場の際にはハンティングブーツという位置づけでした。1960?70年代は、アイリッシュ・セッターのアウトドア志向が一番強かった時期です。ラインナップにはアウトドアに適した機能を高めたブーツが増えていました。ビブラム社のラグソールがレッド・ウィングに初めて使われたのは、こうした背景に沿ってのことでした。1961年に発売されたラウンド・トゥの8インチブーツ 「アイリッシュセッター #899」 です。それに続き、様々なアイリッシュセッターにビブラム・ラグソールが使われ、そのいくつかは1990年代後半まで存在し日本市場でも販売されました。
レッド・ウィング社がアイリッシュセッターのために採用し、その商品ラインに不可欠なソールとして存在し続けてきたビブラム・ラグソールを今回、6インチ・モックトゥのアイリッシュ・セッターに組み合わせました。
特にモカシンタイプのつま先(モックトゥ)を持つブーツは、そのつま先形状からくる履きやすさに加えて、どのような場所でも歩きやすく長時間履いても疲れにくいトラクショントレッド・ソール、さらに良質なレザーや堅牢なつくりがもたらす機能性と耐久性で、ハンター達だけでなくワーカー達に絶大な支持を得て、アメリカを代表するワークブーツとして知られるようになりました。こうした中でロングセラー品番、#875、#877からは2000年頃、時のレッド・ウィング社の方針で「アイリッシュセッター」のタグが外されてしまいましたが、特に日本においては、かつての猟犬をあしらったタグを惜しむ声がやむ事はありませんでした。
特に日本市場では1980~90年代にかけて、本国アメリカにはないブラックレザーやラフアウトレザーなど様々なレザーのアイリッシュセッターが日本企画で開発され、時の若者に大いに愛された歴史をもっています。そうした経験を持つ日本市場からの熱い要望を受け、1950年代後半~60年代初頭にかけて使われていた刺繍によるアイリッシュセッター・タグを縫い付けた、かつての#875を想わせる商品として#9875(レザー:ゴールドラセット・セコイア)が発売され、その翌年には茶芯のブラックレザーであるブラック・クロンダイクの#9874が発売されました。
ブラック・クロンダイクはブラウンの芯地の上にブラックの塗装を施した、1990年代まで存在していた伝統的なブラックレザーのつくりを再現した「茶芯」レザーで、履いていくうちにキズや摩擦の多い部分から黒い塗膜の下の茶色の芯地が見えるという独特の経年変化を楽しめるレザーです。
また、1980年代初めまで#875などに採用されていた羽根の先の長方形のカン留めステッチ、レクタングル・バータックも再現され、当時のアイリッシュセッターの佇まいを蘇らせました。古き良き時代、強い輝きをはなってアメリカのユーザーを虜にした「アイリッシュセッター」の再来です。
アメリカを代表するワークブーツというイメージの強いアイリッシュ・セッターも、1950年代の登場の際にはハンティングブーツという位置づけでした。1960?70年代は、アイリッシュ・セッターのアウトドア志向が一番強かった時期です。ラインナップにはアウトドアに適した機能を高めたブーツが増えていました。ビブラム社のラグソールがレッド・ウィングに初めて使われたのは、こうした背景に沿ってのことでした。1961年に発売されたラウンド・トゥの8インチブーツ 「アイリッシュセッター #899」 です。それに続き、様々なアイリッシュセッターにビブラム・ラグソールが使われ、そのいくつかは1990年代後半まで存在し日本市場でも販売されました。
レッド・ウィング社がアイリッシュセッターのために採用し、その商品ラインに不可欠なソールとして存在し続けてきたビブラム・ラグソールを今回、6インチ・モックトゥのアイリッシュ・セッターに組み合わせました。
HOW TO CARE
ブラック・クロンダイクは銀面(革の表面)の塗膜により、オイルが乾きにくいレザーです。その分、頻繁なオイル補給は必要ありませんが、時々ほんの少量の「ミンクオイル」または「オールナチュラル・レザーコンディショナー」を布につけて革をこするようにする事で、クリーニングと適量のオイル補給を同時に行う事ができます(オイルには汚れを溶かす性質があるためです)。
またこのレザーは、クリームで磨くことで艶を増すことも可能です。キズなどをカバーし、補色をしながらの磨きには「ブーツクリーム/ブラック」もお使いいただけますが、茶芯レザーでもあり、キズや塗膜の擦れが味わいとなるタイプのレザーです。そうした経年変化を楽しみつつ艶をだすためには、補色せずに艶が出せる「ブーツクリーム/ニュートラル(無色)」が適しています。コーヒー豆数粒程度の量のブーツクリームを全体に塗布したのち、柔らかい布やブラシで磨いてください。
日頃のこまめなブラッシングもブーツの汚れやカビを防ぐのに有効です。ホコリをかき出す効果の高い長めのホースヘア製のレッド・ウィング「ブラシ」をお使いください。
またこのレザーは、クリームで磨くことで艶を増すことも可能です。キズなどをカバーし、補色をしながらの磨きには「ブーツクリーム/ブラック」もお使いいただけますが、茶芯レザーでもあり、キズや塗膜の擦れが味わいとなるタイプのレザーです。そうした経年変化を楽しみつつ艶をだすためには、補色せずに艶が出せる「ブーツクリーム/ニュートラル(無色)」が適しています。コーヒー豆数粒程度の量のブーツクリームを全体に塗布したのち、柔らかい布やブラシで磨いてください。
日頃のこまめなブラッシングもブーツの汚れやカビを防ぐのに有効です。ホコリをかき出す効果の高い長めのホースヘア製のレッド・ウィング「ブラシ」をお使いください。